富士通、社員が小中学校に出向く環境出前授業が「LCA日本フォーラム奨励賞」

【環境学習 こどもの環境学習】 【掲載日】2016.01.15 【情報源】企業／2016.01.12 発表

　富士通は、グループ社員が小中学校に出向いて実施する環境教育の出前授業で「第12回LCA（ライフサイクルアセスメント）日本フォーラム表彰」の「LCA日本フォーラム奨励賞」を受賞した。同表彰はライフサイクルから環境負荷削減に取り組んでいる企業などの支援を目的に、LCAと環境効率に関する優れた活動・製品・サービスをたたえる。
　富士通の環境教育出前授業は、環境問題とその原因を子供たちに伝えるとともに、課題解決のためにできることを子供たちが自ら考案し、行動する力を養うための支援活動で、2006年から展開している。意見を共有しながら環境負荷を学ぶ授業を通し、3R（リデュース、リユース、リサイクル）や資源枯渇への対応の重要性などへの理解を促す。
　さらに、自社の活動を例に、製造工程の各段階における環境配慮や、ライフサイクルを通じた環境負荷低減への取り組みについて説明し、ライフサイクルでの負荷が低い製品なども紹介する。表彰では、将来の持続可能な社会を担う次世代の育成に寄与していることや、継続的で地道な活動の拡大が期待できる点、複数のプログラムがあって完成度が高いことが評価された。
　LCAは素材調達から製造、物流、使用、廃棄・リサイクルまで各段階の環境負荷を分析・評価する手法を意味する。LCA日本フォーラムはLCAに関わる産官学の関係者の情報交流を図るネットワークとして1995年10月に設立された。LCA日本フォーラム表彰は、経済産業省産業技術環境局長賞、LCA日本フォーラム会長賞、同奨励賞、功労賞がある。【富士通(株)】