トヨタ自動車、法人に新たな車両運行管理支援サービス提供、環境配慮運転を推進

【大気環境 交通問題】 【掲載日】2015.12.15 【情報源】企業／2015.12.11 発表

　トヨタ自動車は、カーリースを利用する法人顧客向けの新たな車両運行管理支援サービス「TransLog（トランスログ）」を開発した。全国のトヨタレンタリース店を通じて2016年1月20日に提供を始める。燃費情報を基に、環境に配慮した運転を推進するメニューを用意した。トヨタ子会社で情報サービスのトヨタメディアサービスとともに開発した。
　トランスログは、データログ（記録）を収集・分析・加工して運行情報を届けることを意味する。情報通信端末を移動体に搭載して、無線ネットワークでデータセンターと結ぶテレマティクスサービスで、従来の「G-BOOK BIZ（ジーブックビズ）」を一新し、環境配慮運転を効果的に指導できる「ECOドライブサポート・燃費管理」などを追加した。
　ECOドライブサポート・燃費管理は、車両から取得した燃費情報を分析画面に自動で反映し、運転者のスマートフォン（多機能携帯電話）にメールで改善のアドバイスを送信する。トヨタレンタリースの車両管理者向けウェブシステムでも、運転者単位の燃費データを月・日・運行ごとに表示する。燃費に基づく評価が車両別に容易に確認できる。
　運転者への環境配慮運転のタイムリーな指導が可能になり、環境意識を高められるとともに、燃料コストの削減につながる。ECOドライブサポート・燃費管理のほか、ドライブレコーダー機能で動画と地図データの連動によって運転状況が分かる「危険挙動記録」、勤怠管理や業務担当地域の見直しに活用できる「走行軌跡表示」機能を新たに搭載する。【トヨタ自動車(株)】