栃木県、生物多様性の保全に向け戦略の進捗状況取りまとめ

【自然環境 生物多様性】 【掲載日】2015.12.02 【情報源】地方自治体／2015.09.15 発表

　栃木県は、2010年度に策定した「生物多様性とちぎ戦略」の中で15年度までに取り組むとしている「里地里山保全再生」や「野生動植物保全」など5つの重点プロジェクトについて、14年度の進捗状況を取りまとめた。
生物多様性とちぎ戦略では、15年度までの数値目標として、重点プロジェクトごとに計10の指標を設定。14年度の達成状況を見ると、一部の指標項目を除いては指標値の増加傾向が見られることから、県は全体的に概ね順調に進んでいると判断している。
　重点プロジェクトは「里地里山保全再生」「河川・湿地保全再生」「野生動植物保全」「生物多様性を支える人づくり」「企業・大学との連携」の5つ。
このうち、里地里山保全再生プロジェクトの「とちぎ里山林モデル地区数」については、14年度は6カ所（目標5カ所）で前年度と同じだった。野生動植物保全プロジェクトの「外来種駆除活動数」は9カ所（目標10カ所）で、前年度より1カ所増えた。
　また、企業・大学との連携プロジェクトの「『いきものつながり調査会』報告数」は1171報告で、前年度より48報告減ったが、目標の1000報告は上回っている。環境森林部自然環境課　TEL：028-623-3207【栃木県】