横河電機、子会社がトルクメニスタンに販売・サービスオフィス開設、事業拡大

【エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2015.11.04 【情報源】企業／2015.10.29 発表

　横河電機のロシア子会社、ヨコガワ・エレクトリック・CIS（モスクワ）は、中央アジアに位置するトルクメニスタンの首都アシガバートに販売・アフターサービスのオフィスを8月27日に開設した。同国は天然ガスの埋蔵量が世界4位で、ヨコガワは新オフィスを通してプラント向け制御事業の拡大を図る。
　トルクメニスタンは天然ガスの輸出と、綿花栽培を中心にした農業を基盤に順調に経済成長を続け、今後も伸びが見込まれている。豊富な天然ガス埋蔵量を背景に石油ガス化学関連のプラントや発電所など、多くの産業インフラ案件が計画されていることから、ヨコガワはアシガバートにオフィスを開いた。
　ヨコガワはこれまでも、トルクメニスタンの天然ガス、化学分野の顧客に対して制御システムやプラント向けの各種の機器など、製品とサービスを提供してきた。しかし、同国で制御事業をさらに強化するには地域に根差したビジネスの展開が不可欠になる、と判断した。
　今後は、アシガバートのオフィスを通して顧客のニーズを的確に把握し、スピーディーに最適なソリューションを提供できるようになる。ヨコガワは、世界の石油・天然ガス、石油化学、化学産業向けのプロジェクトでの経験を活用しながら、トルクメニスタンでエネルギー産業の一層の発展を後押しする。【横河電機(株)】