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環境ニュース[国内]

JFEエンジ、都市環境プラントの基幹改良工事を4件受注、省エネと長寿命化実施

ごみ・リサイクル ごみ処理】 【掲載日】2015.10.22 【情報源】企業/2015.10.20 発表

 JFEエンジニアリングは、都市環境プラントの基幹改良工事を4件受注した。省エネと長寿命化を実施する。福井県小浜市の「小浜市クリーンセンター」、北海道苫小牧市の「沼ノ端クリーンセンター」、三重県菰野町の「菰野町清掃センター」、千葉県印西地区環境整備事業組合の「印西クリーンセンター」の各一般廃棄物処理施設で、主要機器を更新・改造する。
 いずれも稼働から15年以上が経過して老朽化が進んでいることから改良する。JFEエンジは各施設の現況やニーズに対応し、省エネ化によるCO2排出量の削減と、長寿命化でのライフサイクルコストの低減を併せて可能にする。ライフサイクルコストは建設費、運転費・点検補修費といった運営管理費、解体費を含む、廃棄物処理施設に関する生涯費用の総計を意味する。
 施設ごとに工事内容はやや異なるが、焼却炉、通風設備、電気計装設備の更新が中心になる。CO2排出削減は高効率モーターの採用や送風機をインバーターにすることなどで実現する。各施設とも3%以上のCO2排出量削減率を見込む。小浜市、苫小牧市、印西地区環境整備事業組合の施設には、改良後のCO2削減量に応じて環境省から事業費の一部が交付される。
 この交付金制度は2010年に制定され、JFEエンジはそれ以降に累計17件の基幹改良工事を受注した。全国で稼働する一般廃棄物処理施設は約1200カ所あり、このうち約半数は稼動後15年を経過し、基幹改良・更新ニーズが高まっている。JFEエンジは今後も、CO2排出量の削減とともに自治体の財政負担を軽減する、廃棄物処理施設の改良工事の受注活動を進める。【JFEエンジニアリング(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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