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環境ニュース[国内]

環境省「アカミミガメ対策推進プロジェクト」公表

自然環境 生物多様性】 【掲載日】2015.07.29 【情報源】環境省/2015.07.29 発表

 環境省は、「アカミミガメ(通称:ミドリガメ)」について、今後の目指す方向やその防除実現に向けた「アカミミガメ対策推進プロジェクト」を公表した。
 アカミミガメについては、生態系等へ被害を及ぼすことが懸念されることから、平成17年の外来生物法の施行に合わせて法律に基づく特定外来生物への指定が検討されたが、「野外での繁殖確認事例が少ないこと」、「大量に飼育されており、指定により野外への大量遺棄が発生するおそれがあること」等の理由から指定が見送られていた。
 近年、野外での繁殖確認事例の増加や在来水草の採食、ニホンイシガメとの競合、農業被害等が指摘されており、本年3月に環境省及び農林水産省で作成した「生態系被害防止外来種リスト」においても、「緊急対策外来種」に位置づけられている。
 一方で、依然として大量に飼育されている現状があるため、環境省では、野外への大量の遺棄の防止、野外における防除等を総合的に実施していくためのプロジェクトを進めることとなった。
 プロジェクトでは、平成27年度に、事前の調査として、アカミミガメによる生態系影響、全国の生息状況の水系、流通量の調査等を実施し、それらを踏まえ、平成28年度からモデル事業を実施予定。【環境省】

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