一般財団法人環境イノベーション情報機構
ヤマトホールディングス、傘下が通販事業者に「家電リサイクルサポート」開始
【ごみ・リサイクル リサイクル】 【掲載日】2015.06.25 【情報源】企業/2015.06.19 発表
ヤマト運輸を中核にするヤマトホールディングス傘下で引っ越し・物流支援のヤマトホームコンビニエンス(YHC)は、「家電リサイクルサポートサービス」を7月1日に本格的に始める。家電リサイクル法対象製品を扱う通信販売事業者向けで、同法に準じた必要な手続きを総合的に支援する。配送、設置、回収、引き取り場所への運搬と引き渡しなどを行う。このサービスでは、家電リサイクル法対象製品のうちテレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機の3品目を取り扱う。これらの商品の配送、設置、商品の回収、指定引き取り場所への引き渡しまでの運搬、家電リサイクル券の管理と返却、リサイクル料金の現地での査定、徴収、入金と、ウェブサイトでのリサイクル状況の管理を行う。
通販事業者は、1つの窓口で全国でサービスを提供でき、統一した運営が可能になる。併せて、ウェブサイトでのリサイクル状況の確認によって顧客の問い合わせに迅速に対応できる。さらに家電リサイクル法に準じた書類の管理・運用で法令順守が図られる。購入者は、配達と同時の回収で手間が軽減し、リサイクルの手続きや支払いが一度で完了する。
通販市場の成長に伴い、通販事業者が大型家電製品の扱いを検討したり、通販への参入を考える地域の小売店もある。一方で家電リサイクル法の順守には課題が多く、事業推進の障壁になっていることから、YHCは展開を決めた。通販事業者に家電リサイクルサポートサービスの利用を促し、廃棄物の適正な処理と資源の有効利用の実現につなげる。【ヤマトホームコンビニエンス(株)】