一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

YKK AP、台湾グループが大規模ビルの外装カーテンウォール受注、環境配慮設計

エコビジネス その他(エコビジネス)】 【掲載日】2015.05.14 【情報源】企業/2015.05.12 発表

 YKK APの台湾グループ会社、YKK台湾社AP事業部は、台北に建設中の大規模複合ビル「台北南山広場」プロジェクトの「オフィスタワー」の外装カーテンウォール工事を受注した。YKK APで過去最大の受注面積がある。日射を遮へいして省エネを図る環境配慮型の設計となる。カーテンウォールは建物の荷重を支えない外壁を指し、帳壁とも呼ばれる。
 オフィスタワーの外装は緩やかな傾斜があり、工場でユニットにしたユニットカーテンウォールで構成する。YKK APは、部材の加工・組み立てからガラスの取り付けまで工場で行い、それを現場に搬入して取り付けている。これにより、品質の確保と安全で迅速な施工を実現している。オフィスタワーでは日射を遮るため、ガラス面の外部側に「垂直水平フィン」を設置する。
 垂直水平フィンは、細長い板を平行に組んだルーバー形状の幅50cmの垂直フィンと幅25cmの水平フィンで、アルミで軽量化する。日射遮へいによる省エネ効果と同時に外装デザインのアクセントにも使われる。環境配慮型建築の普及を目的にする台湾の省エネ認証「緑建築標章」で5ランクのうち最高位にあたる「鑽石(ダイヤモンド)級」を目指す。
 台北南山広場は、2004年に完成した当時の世界1の超高層ビル「台北101」に隣接する地区に設置される。オフィスタワーは地上45階、地下5階建て延べ床面積は20万1800m2で272mの高さがあり、台北101とともにランドマークになる。2017年の完工を予定し、2016年2〜12月に外装工事を行う。YKK APはユニットカーテンウォール約6万7000m2を担当する。【YKK AP株式会社】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

プレスリリース

関連情報

関連リンク