一般財団法人環境イノベーション情報機構
官庁庁舎の総合的な環境性能評価「グリーン診断」を本格実施へ
【環境行政 その他(環境行政)】 【掲載日】2002.07.15 【情報源】国土交通省/2002.07.11 発表
国土交通省官庁営繕部は平成14年7月11日、官庁庁舎の総合的な環境性能評価「グリーン診断」を本格的に開始すると発表した。グリーン診断は(1)周辺環境への配慮、(2)施設運用段階の省エネルギー・省資源、(3)施設そのものの長寿命化、(4)建材へのエコマテリアルの使用、(5)建材や廃材の適正使用・適正処理−−の5つの視点から官庁施設の評価を行ない、CO2削減に効果的な改修項目の選定や省エネのための提案、その他の環境負荷低減対策の検討に役立てる仕組み。
国土交通省では平成13年2月にグリーン判断のための「グリーン診断・改修計画指針」を作成、平成13年度から一部で診断を行っており、平成14年3月に決定した新「地球温暖化対策推進大綱」でも、これらの取り組みを受け「グリーン庁舎の整備」が掲げられている。
なお今回国土交通省が示した実施方針では、中央官庁庁舎については平成14年度中に約10施設の診断を行う予定であるほか、地方官庁庁舎についても、約2,400の対象施設の中から精査し、平成14年度から3年計画で診断を実施していく予定だ。【国土交通省】