一般財団法人環境イノベーション情報機構
アジア開発銀行における二国間クレジット制度日本基金を設置、環境協力覚書に署名も
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2014.06.26 【情報源】環境省/2014.06.25 発表
環境省は、アジア開発銀行における二国間クレジット制度日本基金の設置について発表。石原伸晃環境大臣は、来日中のアジア開発銀行の中尾武彦総裁と東京で会談を行い、「日本国環境省とアジア開発銀行の間の環境協力に関する覚書」に署名。また、低炭素技術のアジア途上国への普及を促すため、アジア開発銀行に18億円を拠出して、二国間クレジット制度(JCM)を活用した新たな基金(JCM日本基金)を設置することを発表した。
今後は、同覚書に基づき、JCM日本基金を核とした気候変動分野の協力に加え、大気汚染、生物多様性や環境的に持続可能な都市等の8分野における環境協力を強化していくとしている。
※JCM日本基金の概要
導入コスト高から、アジア開発銀行のプロジェクトで採用が進んでいない先進的な低炭素技術がプロジェクトで採用されるように、アジア開発銀行の信託基金に拠出した資金で、その追加コストを軽減するもの。
同基金により、アジア開発銀行による開発支援を一足飛びの低炭素社会への移行につなげるとともに、JCMでのクレジット化を図る。
【環境省】