一般財団法人環境イノベーション情報機構
北海道のオオワシ 鉛中毒で死亡
【自然環境 野生動植物】 【掲載日】2014.02.27 【情報源】環境省/2014.02.26 発表
環境省北海道地方環境事務所は、 平成26年2月5日に北海道沙流郡平取町で収容したオオワシが鉛中毒で死亡していたことを明らかにした。発表によると、収容していたワシについて、釧路湿原野生生物保護センターにおいて胆汁内鉛濃度検査を行ったところ、高濃度(0.6ppm以上)レベルでの鉛を検出、違法に鉛弾を使用した猟が行われている可能性もあることから、関連行政機関に対してハンターへの指導徹底とパトロールの強化に関する注意喚起を行った。
なお、平成16年度狩猟期間から、ワシ類の鉛中毒死の発生を根絶するために、北海道内ではエゾシカ用に限らず、全ての狩猟において大型獣捕獲用の鉛ライフル弾及び鉛散弾の使用が禁止されている。【環境省】