一般財団法人環境イノベーション情報機構
残留性有機汚染物質検討委員会第9回会合(POPRC 9)の結果を公表
【健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2013.10.21 【情報源】環境省/2013.10.21 発表
環境省は、平成25年10月14日から18日までイタリアのローマにおいて開催された残留性有機汚染物質を国際的に規制するストックホルム条約で対象とする化学物質について科学的・専門的な検討を行う「残留性有機汚染物質検討委員会(POPRC※)」第9回会合の結果を取りまとめ公表した。今回の会合では、塩素化ナフタレン(CN)及びヘキサクロロブタジエン(HCBD)について、条約附属書A(廃絶)及び附属書C(非意図的生成物質の排出の削減)への掲載を締約国会議に勧告することを決定した。
また、ペンタクロロフェノール(PCP)とその塩及びエステル類についてリスクの管理に関する評価案を新たに作成すること、デカブロモジフェニルエーテル(DecaBDE)についてリスクプロファイル案を新たに作成すること、ジコホルについて次回会合で再度議論すること等を決定した。
※残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約(POPs条約)第8条に基づき、条約対象物質への追加について検討するための検討委員会新たに提案された規制候補物質について、[1]スクリーニング、[2]危険性の概要(リスクプロファイル)、[3]リスクの管理に関する評価の検討プロセスを経て、POPs条約の締約国会議(COP)への勧告を行う。31名の専門家から構成されており、日本からは北野 大 淑徳大学教授が参加している。
【環境省】