一般財団法人環境イノベーション情報機構
イオン環境財団、生物多様性保全を学ぶ「アジア学生交流環境フォーラム」開催
【環境一般 CSR】 【掲載日】2013.07.30 【情報源】その他/2013.07.25 発表
公益財団法人のイオン環境財団(理事長・岡田卓也イオン名誉会長)は、日本、中国、韓国、ベトナムの4カ国の大学生計80人が生物多様性保全を学ぶ「アジア学生交流環境フォーラム(ASEP)2013」を8月2〜8日に韓国で開催する。「環境と人」をテーマに、現地でのフィールドワークや有識者による講義を通して自然との共生などを考える。ASEPは、「国連生物多様性の10年」が2011年に始まったことを受け、その推進と世界的な視野で活躍する環境分野の人材育成を狙いに、2012年から10年計画で実施している。アジアの大学生たちが自然環境、歴史・文化、価値観の違いを理解しながら、生物多様性に関して意見を交換し合う。今年が2回目となり、新たにベトナムが加わった。
今回のASEP2013は、近代産業の発達に伴う自然資源の搾取や環境破壊などの環境問題解決に向け、自然や歴史・文化の異なる地域での自然資源の利用を学び、持続的な自然との共生のためにできることを考える。済州島の世界自然遺産への登山や環境自然保護試験地区見学、ソウルの環境再生親水エリア見学、講義、討論などを予定している。
日本の早稲田大学、中国・清華大学、韓国・高麗大学校、ベトナム国家大学ハノイ校から各校20人が参加する。昨年のASEPは日本で行い、日本、中国、韓国の大学生計60人が「文化から環境を考える」をテーマに生物多様性について意見交換した。イオン環境財団はASEPへの参加を毎年アジア各国に広げ、国境を越えて環境を考える場にする。【(公財)イオン環境財団】