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環境ニュース[国内]

気候変動に関する非公式閣僚級会合ペータースベルク気候対話W 結果公表

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2013.05.09 【情報源】環境省/2013.05.08 発表

 環境省は、2013年5月6日〜7日にドイツ・ベルリンにおいて、開催された気候変動に関する非公式閣僚級会合ペータースベルク気候対話Wの結果について取りまとめ公表した。
 この会合では、[1] 気候変動に係る行動の促進、[2] 長期的なシグナルの提示と民間セクターに対するインセンティブの強化、[3] 新たな国際枠組みの設計、[4] COP19で目指すべき成果等の論点について議論を行った。
 その結果、気候変動に係る行動の促進については、各国の先進的な取組を紹介するとともに、国際的な協力イニシアティブの重要性についても認識を共有した。また、これらの行動に対する国内支持を得るためには、気候変動への取組が低炭素成長につながるというポジティブなメッセージの発信が必要であることを強調した。
 長期的なシグナルの提示と民間セクターに対するインセンティブの強化については、気候変動対策における民間セクターの取組の重要性について認識を共有するとともに、政府が民間セクターに対して明確な方向性を示すことの重要性や、努力のインセンティブを与えることの必要性等を確認した。
 新たな国際枠組みについては、すべての国の参加のために各国の実情を踏まえ各国が定める貢献が枠組みの基礎となるとの指摘や、この場合にいかに野心を向上させていくかに関する議論を行った。また、歴史的責任を踏まえ先進国が率先して取組をリードすべきとの意見や、条約の原則は不変であるが状況は変化していくとの指摘があった。
 COP19については、国際枠組みの2015年までの合意に向けて同会合において議論を着実に先進させることが重要であるとの認識で一致した。また、資金やロス&ダメージ、野心の引き上げ等も同会合における重要な論点になること、2015年のCOP21までの3回のCOPを一連のものとして捉えて前進していくべき等の指摘があった。【環境省】

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