国際水産資源調査のホームページを開設

【環境一般 調査/研究】 【掲載日】2002.05.30 【情報源】水産庁／2002.05.28 発表

　水産庁が独立行政法人水産総合研究センターへ委託している「国際資源調査等推進対策事業」の一環として、国際資源調査に関するホームページが開設された。
　平成１３年６月に制定された水産基本法では水産資源の持続的な利用、環境との調和に配慮した適切な保存管理を目指しており、１５条では「水産資源の適切な保存及び管理に資するため、水産資源に関する調査及び研究」を行うことが謳われている。
　なお水産庁は、このような水産基本法の規定を踏まえ、独立行政法人として新たに設置された水産総合研究センター（旧水産研究所）を平成１３年度から、日本の国際資源調査実施体制の統括機関と位置づけ、国際資源調査の事業計画、作成、運営、指導を行っていくよう調査実施体制を再構築した。
　水産総合研究センターは水産庁との契約により、現在、（１）国際資源調査、（２）漁船に同乗し、資源調査を行う科学オブザーバーの募集・育成事業、（３）二国間協定、科学者交流を実施。事業の一部は独立行政法人さけ・ます資源管理センターや都道府県、大学などにも再委託されている。
　なお国際資源調査に関するホームページでは、国際資源調査の意義・目的、調査体制と調査方法を説明しているほか、主要な国際漁業資源の資源の状態や魚種別管理方策をコンパクトに取りまとめた「国際漁業資源の現況」全文などの内容を掲載している。【水産庁】