一般財団法人環境イノベーション情報機構
未承認遺伝子組換えパパイヤの生育実態調査 結果公表
【自然環境 生物多様性】 【掲載日】2013.03.26 【情報源】環境省/2013.03.26 発表
環境省と農林水産省は、平成25年3月26日、沖縄県において実施した未承認遺伝子組換えパパイヤの生育実態調査の結果を公表した。この調査は、平成23年4月に国内に流通し栽培されていたことが発覚したカルタへナ法上未承認の遺伝子組換えパパイヤについて、平成24年2月から9月にかけて、沖縄県内の道ばたや空き地等での生育実態を調査したもの。
その結果、道ばたや空き地等に生育しているパパイヤ69個体のうち、未承認遺伝子組換えパパイヤは2個体(3%)であった。環境省と農水省では、平成23年4月時点のパパイヤの総栽培面積に占める当該遺伝子組換えパパイヤの割合が2割弱だったことを考慮すれば、当該遺伝子組換えパパイヤの我が国の生物多様性への影響は低いとみている。
なお、葉柄が赤く、品種が不明なパパイヤは、当該遺伝子組換えパパイヤの可能性があることから、その果実から得られた種子は播かないよう呼びかけている。【環境省】【農林水産省】