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環境ニュース[国内]

APEC海洋関連大臣会合 海洋生物資源管理の重要性指摘した閣僚宣言まとまる

地球環境 海洋汚染】 【掲載日】2002.05.01 【情報源】外務省/2002.04.26 発表

 2002年4月25・26日の両日、韓国・ソウルでAPEC海洋関連大臣会合が開催された。
 今回の大臣会合は、APECに参加している各経済主体(=エコノミー:APECは経済問題を討議する場であり、各メンバーは経済主体として参加している)の海洋関連大臣が一同に会する初めての会合。海洋・沿岸資源の持続性に関するAPECの近年の活動を中心に意見交換が行われ、閣僚宣言である「ソウル海洋宣言」がまとまった。
 宣言は、APECメンバーだけで世界の海面漁業の75%以上、養殖の90%以上を生産し、世界の水産物の70%以上を消費していることから、APEC地域で海洋生物資源の保存・管理を達成することが重要であると指摘。このような認識のもとに、各経済主体が取り組みべき海洋保全に関する国内措置や地域協力による行動の内容が示されているほか、APEC自身としても、(1)APEC内の海洋関連活動での協力体制を改善すること、(2)海洋資源保全・漁業の両作業グループや他のAPEC関連フォーラムに対し、宣言に含まれる各政策目標の進捗状況報告するよう指示すること、(3)APECの各フォーラムで海洋援助プログラムを推進すること−−に取り組むことが盛り込まれた。
 なお、2002年8月に開催されるヨハネスブルグ・サミットでの海洋問題の議論にアジア太平洋の視点を反映させるために、ヨハネスブルグ・サミットの準備に際しソウル海洋宣言を考慮することも謳われている。
 第2回APEC海洋関連大臣会合は2004年にインドネシアで開催される予定。【外務省】

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