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環境ニュース[国内]

岩手県大槌町 復興へ向け秋田県立大と協定 地産木材で架橋や舗装を実施

環境一般 まちづくり】 【掲載日】2012.06.21 【情報源】地方自治体/2012.05.10 発表

 東日本大震災で甚大な被害を受けた岩手県大槌町は、秋田県立大学木材高度加工研究所と協定を締結、同研究所は継続的に復興のためのまちづくりを支援していくことになった。当面は仮設住宅敷地内での木橋の架設や町役場仮設庁舎周辺でのウッドチップ舗装の施工を行う予定だが、同町内の山林の樹木を使った公営住宅の建設、津波で流出した学校や公民館の整備なども視野に入れている。
 同研究所は1995年、古くから秋田杉の集積地として栄え、木材関係の仕事が多い能代市に県の機関として設立された。県立大が99年に発足すると同時に下部組織として、木材に関する研究を続けている。
 大槌町との間では、昨年10月に設置された「大槌町復興まちづくり創造懇談会」のアドバイザーとして、地域計画が専門の渡辺千明准教授が参加。町有林の活用による地域再生などを提案してきた。
 同町は水産業が主産業だが、漁港など臨海部が大きな被害を受け、経済基盤が崩壊。漁船も9割以上が流され、多くの人が仕事を失ったまま。後背地には山地が迫っており、町有林をはじめとする山林を活用できれば、雇用の創出にもつながる。 復興局復興推進室 TEL:0193-42-8714 【岩手県大槌町】

提供:月刊ビジネスアイ エネコ(日本工業新聞社)

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