一般財団法人環境イノベーション情報機構
平成22年の山岳遭難件数、過去最多の1,942件に
【自然環境 自然とのふれあい】 【掲載日】2011.06.10 【情報源】警察庁/2011.06.10 発表
警察庁は、平成23年6月10日、平成22年の山岳遭難発生件数が1,942件、遭難者数が2,396人、死者・行方不明者294人に上り、発生件数、遭難者とも昭和36年以降、過去最高を記録したと発表。過去10年間の山岳遭難発生状況をみると増加傾向にあり、平成13年と比較すると発生件数が722件増(59.2%増)、遭難者数は926人増(63.0%増)であった。
遭難者が山に入った理由をみると、登山(ハイキング、スキー登山、沢登り、岩登り
を含む)、山菜・茸取りが多く全体の90.7%を占めていた。また遭難の原因は、道迷い、滑落、転倒が多く全体の70.2%を占めていた。
遭難者の年齢は、40歳以上が1,821人で全遭難者の76.0%を占めているが、中でも55歳以上の遭難者が多く、全遭難者の59.9%を占めていた。【警察庁】