一般財団法人環境イノベーション情報機構
2011年漁期のメロ及びオキアミの保存措置合意 南極海洋生物資源保存委員会第29回年次会合
【自然環境 野生動植物】 【掲載日】2010.11.08 【情報源】水産庁/2010.11.08 発表
水産庁は、南極海洋生物資源保存委員会(CCAMLR)の第29回年次会合が、2010年10月25日から11月5日まで、オーストラリア・タスマニア州ホバートで開催されたと発表。同委員会は、南極の海洋生物資源保存管理のために1982年に設立された地域漁業管理機関で、現在、日本を含む24か国とECが加盟、年1回開催される年次会合では、海区ごとのメロ総漁獲可能量(TAC)及びメロ、オキアミ等の保存管理措置を決定する。
メロの保存管理措置では、資源悪化の懸念を受け、我が国漁船の操業海区を含む一部の海区において漁獲可能量が削減されたものの、引き続き我が国漁船1隻の操業が認められた。日本が操業通知を行った海区における漁獲可能量の合計は、3,631トンと決定した。また、現在閉鎖されている海区における我が国の調査計画が認められた。
オキアミの保存管理措置では、昨年に引き続き、日本漁船1隻が操業を行う予定である旨を通知した。【水産庁】