一般財団法人環境イノベーション情報機構
水産庁 まぐろ類地域漁業管理機関(RFMO)合同会合作業部会の結果公表
【自然環境 野生動植物】 【掲載日】2010.06.07 【情報源】水産庁/2010.06.07 発表
水産庁は、平成22年5月31日から6月5日まで、スペインのバルセロナにおいて開催されたまぐろ類地域漁業管理機関(RFMO)合同会合作業部会(「科学作業部会」・「監視取締措置作業部会」)の結果について取りまとめ公表した。公表によると、科学作業部会においては、まぐろ類資源管理と保存に適切な科学的助言を行うため、漁獲データの迅速な提供が最優先の課題とされ、まき網漁業や蓄養事業に関するデータ改善への協力が指摘された。また、途上国に対する研究分野等での能力向上への支援の必要性が確認された。
監視取締措置作業部会では、日本から、まぐろ類地域漁業管理機関の保存管理措置を遵守しない漁獲物の市場流通を防止するため、大西洋クロマグロなどで実施している漁獲証明制度を他のマグロ類やサメ類でも実施すべきとの提案を行い、今後、各地域漁業管理機関で実現に向けた議論を進めていくこととなった。【水産庁】