一般財団法人環境イノベーション情報機構
ほぼ全ての農家で、農薬は適正に使用されていることが判明 平成20年度調査結果
【健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2010.04.13 【情報源】農林水産省/2010.04.13 発表
平成20年度に農林水産省が実施した、農薬使用状況調査と産地段階での農産物への農薬残留状況調査の結果が平成22年4月12日までにまとまり、公表された。このうち農薬使用状況調査は、農産物販売農家4,729戸に記録してもらった「農薬使用記録簿」の内容をもとに、その農薬を使った農作物、農薬使用量、希釈倍数、使用時期、使用回数を調べたもの。
結果としては調査対象農家の99.7%にあたる4,717戸の農家は適正に使用していることが認められた。
なお、12戸の農家で認められた、不適正使用の内容は、[1]誤った作物に使用したケースが4件、[2]誤った使用量または希釈倍数で使用したケースが3件、[3]使用時期を誤ったケースが5件、[4]誤った回数で使用したケースが2件であった。
また、農薬残留状況調査では、1,428点の農産物の残留農薬を分析したが、残留農薬基準や登録保留基準を超過した試料はなかった。
農林水産省ではこの結果を都道府県などに通知し、農薬の適正使用を農家に指導する際に活用してもらうとしている。【農林水産省】