一般財団法人環境イノベーション情報機構
第1回農林水産省地球温暖化対策本部における決定事項を公表
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2009.10.27 【情報源】農林水産省/2009.10.26 発表
農林水産省は、平成21年10月22日に開催された第1回農林水産省地球温暖化対策本部(本部長:赤松農林水産大臣)における決定事項を公表した。農林水産省地球温暖化対策本部は、2020年までに1990年比25%削減という地球温暖化対策の中期目標に対し、農林水産分野がどのような貢献ができるかを検討することを目的に設置されたも。
今回の会合では、中期目標達成に向けた温室効果ガス排出削減・吸収源対策及び「鳩山イニシアティブ」に向けた途上国支援の2つの項目について検討することとして、その検討方針と体制について決定した。
検討方針としては、現行の技術水準や予算的制約等にとらわれず、新たな削減技術の導入や削減対策の拡大の可能性を探り、幅広く検討するとともに、新たな削減技術や設備の導入等にあたって、制度上の隘路等課題を整理すること。
排出削減・吸収対策の実施に伴う貢献(新規雇用創出、地域振興等)等コベネフィットを整理すること。
現行の施策を継続した場合と削減技術等最大限導入した場合の2つのシナリオの下の排出削減・吸収量を試算することとしている。
また、途上国支援については、新たな技術や資金の活用方法等の可能性を探り、幅広く検討するとともに、支援の実施にあたって、制度上の隘路等の課題を整理することとしている。【農林水産省】