一般財団法人環境イノベーション情報機構
ボスニア・ヘルツェゴビナに対し、円借款を供与へ
【地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2009.10.21 【情報源】外務省/2009.10.20 発表
外務省は、平成21年10月20日 ボスニア・ヘルツェゴビナ政府に対し、「ウグレヴィック火力発電所排煙脱硫装置建設計画」の実施のため、126億3,300万円を限度とする円借款を供与すると発表。この円借款は、ボスニア・ヘルツェゴビナのウグレヴィック火力発電所において、排煙脱硫装置の建設及び関連設備(石灰石供給設備、石膏脱水設備等)の整備を行うもの。
ボスニア・ヘルツェゴビナを構成するスルプスカ共和国において、発電設備容量の約23%を占めるウグレヴィック発電所は、同共和国の電力安定供給にとって不可欠な発電所である一方、SO2(二酸化硫黄)排出量がボスニア・ヘルツェゴビナの火力発電所の中でも最悪の水準であることから、環境保全への取組みを強化することを目的とするもの。
本計画の実施により、SO2排出量を98.4%削減させ、粉じん排出量も66.7%の削減が見込まれ、ボスニア・ヘルツェゴビナの環境改善に大きく寄与することが期待されている。【外務省】