気象庁　2009年9月　日本の天候を公表　東～西日本の日本海側で記録的な少雨

　気象庁は、2009年9月の日本の天候を取りまとめ公表した。
　公表によると、9月は全国的に天気は数日の周期で変わったが、高気圧に覆われ晴れる日が多く、日照時間が多かった。低気圧の発達はなく、秋雨前線の活動が弱かったため、全国的に降水量が少なかった。
　東・西日本日本海側では、地域平均の統計を始めた1946年以降9月としては最も降水量が少なかった。また、全国の気象官署のうち19地点で統計開始以来の9月としての少雨の記録を更新した。気温は、北日本から西日本にかけては、上旬と中旬は寒気が南下したため低温となるところが多かったが、下旬には平年を上回った。
　一方、沖縄・奄美では、月を通して亜熱帯高気圧に覆われることが多く、顕著な高温が続き、1946年以降、9月としては最も気温が高かった。【気象庁】