一般財団法人環境イノベーション情報機構
自主参加型国内排出量取引制度 第3期(2008年度目標)の排出削減実績と取引結果を発表
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2009.09.11 【情報源】環境省/2009.09.10 発表
環境省は、自主参加型国内排出量取引制度(JVETS)で、平成21年8月末で終了した「第3期(2008年度目標)」の排出削減実績と取引結果を発表した。環境省は、温室効果ガスの費用効率的かつ確実な削減と国内排出量取引制度に関する知見・経験の蓄積を目的として、自主参加型の国内排出量取引制度(JVETS)を2005年度から開始しており、これまでのところ、のべ288の事業者が目標保有参加者として排出削減に取り組んでいる。
第3期(2008年度目標)の目標保有参加者は61社。基準年度排出量の合計は、1,661,251 t‐CO2。排出削減量の実績は、382,625 t‐CO2(基準年度排出量の23%)となった。
排出量取引の結果は、2008年4月から2009年8月末までの取引期間に、合計23件の取引が行われ、取引量の合計は、34,227 t‐CO2。平均取引単価は、概ね800円 /t‐CO2となった。
なお、この自主参加型国内排出量取引制度は、第3期から「排出量取引の国内統合市場の試行的実施」の参加類型の一つとなり、現在、第5期の追加公募が9月30日まで行われている。【環境省】