一般財団法人環境イノベーション情報機構
平成21年度「水素利用社会システム構築実証事業」に係る提案の公募結果を公表
【エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2009.08.28 【情報源】資源エネルギー庁/2009.08.28 発表
経済産業省資源エネルギー庁は、平成21年度「水素利用社会システム構築実証事業」に係る提案の公募結果について平成21年8月28日に公表した。この事業は、エネルギーセキュリティや環境対策の観点から今後重要な役割を担うものとして期待されている水素エネルギーの普及・促進を図るため、高速道路で燃料電池バスを定期運行することやパイプラインで家庭に供給した水素を利用することなど水素を安全・簡便に製造・輸送・貯蔵・利用する社会的な実証事業を実施し、一般的にまだ馴染みの薄い水素エネルギーについて親近感を与えることを目的とするもの。
公募は、平成21年8月6日から25日の間で実施し、その間6件の応募があった。
同庁では、東京都心と羽田空港/成田空港を結ぶわが国初となる高速道路を使った燃料電池自動車・燃料電池バスの長距離定期運行及び福岡県北九州市において世界初となる水素パイプラインから一般家庭等への水素供給等の社会実証を実施する「水素供給・利用技術研究組合」と木質バイオマス、太陽光といった再生可能なエネルギー資源とともに、原子力発電所立地地域内における深夜電力を活用して、水素の製造〜貯蔵〜供給までをオンサイトで行う地産地消型の水素供給インフラの社会実証を実施する「財団法人佐賀県地域産業支援センター」の2件を採択した。【資源エネルギー庁】