一般財団法人環境イノベーション情報機構
平成21年7月の熱中症による救急搬送人員 前年に比べ大幅に減少
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2009.08.26 【情報源】消防庁/2009.08.26 発表
総務省消防庁は、平成21年7月の熱中症による全国の救急搬送の状況をとりまとめ、公表した。公表によると、平成21年7月の全国における総救急搬送人員は394,846人で、そのうち熱中症による救急搬送人員は5,294 人(総搬送人員の1.3%)であった。これは、平成20年7月の熱中症による救急搬送人員12,747 人(総搬送人員の3.1%)に対して58%の大幅な減少となっていた。
また、熱中症による救急搬送人員の総救急搬送人員に対する割合についても45都道府県で減少していた。
同庁では、熱中症による救急搬送人員が昨年と比べて減少したことについて、平成21年7月は、梅雨前線が本州付近におおむね停滞し、北日本では気圧の谷の影響を受けやすかったため、北日本から西日本にかけては曇りや雨の日が多い状況にあったこと。
また、気温は、北日本では前半は平年を上回ったが、後半は寒気やオホーツク海高気圧の影響により平年を下回ったこと、東日本から沖縄・奄美にかけては平年を上回る期間が長かったが、月のはじめは西日本と沖縄・奄美で、下旬に東・西日本でそれぞれ寒気や曇雨天の影響により一時的に平年を下回ったためであるとしている。【消防庁】