一般財団法人環境イノベーション情報機構
国交省 アスベスト使用実態調査のフォローアップ結果を公表
【健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2009.07.17 【情報源】国土交通省/2009.07.17 発表
国土交通省は、平成20年9月3日に公表したすべての国家機関の建築物に使用されている、吹き付けアスベスト、アスベスト含有吹付けロックウール使用実態調査結果のフォローアップとして、平成21年3月31日時点の調査結果を取りまとめ公表した。この一連の調査は、一部の建築物において、これまで使用実績がないとされてきたトレモライト等が検出される例が明らかになったことから、吹きつけアスベスト等の使用の有無の分析調査の徹底等をはかったもの。
公表内容によると、調査対象となった83,312棟のうち、20年5月31日時点で吹付けアスベストなどの使用の可能性があり把握が必要な吹付け材がある建築物は1.391棟(1.68%)(前回5,638棟(6.77%))。
うち、468棟(0.57%)(同500棟(0.60%))で吹付けアスベスト等が使用されており、そのうち封じ込め等の飛散防止対策を実施済みの建築物は355棟(0.43%)(同363棟(0.44%))であった。
また、923棟(1.12%)(同5,138棟(6.17%))で吹付けアスベスト等の使用確認ができていなかった。
この結果を受け、国土交通省では引き続き各機関に対し、除去等の対策の実施、吹付けアスベスト等の有無の把握等、必要な措置を適切に講ずるよう、保全指導・支援及び情報提供するとしている。【国土交通省】