一般財団法人環境イノベーション情報機構
大型クラゲ 九州北方海域に出現
【自然環境 野生動植物】 【掲載日】2009.07.16 【情報源】水産庁/2009.07.15 発表
水産庁は、平成21年7月15日 九州北方海域(北緯34度13分、東経130度37分付近)で約400個体の大型クラゲが採取されたのを受けて、7月16日から対馬近海海域で底びき網漁船による沖合洋上駆除を開始すると発表。併せて、独立行政法人水産総合研究センターにおいて行われた今後の大型クラゲの移動予測についても公表した。
公表によると、6月下旬に対馬海峡西水道に出現した大型クラゲについては、その後も引き続き対馬近傍海域に流入してきています。今後、同海峡西水道から日本海に流入した大型クラゲの大部分は、韓国東岸を北上した後、沖合域を中心に分布を東方に拡大し、7月下旬頃に隠岐諸島周辺に達すると予測。
また、東シナ海東部から済州島周辺海域の広範にわたって出現大型クラゲについては、7月中下旬には対馬海峡東水道へも流入し、同海峡東水道に面した九州沿岸域にも出現していくと予測している。
なお、本年度に対馬周辺以外の我が国周辺水域で大型クラゲが確認されたのは今回が初めて。【水産庁】