一般財団法人環境イノベーション情報機構
気象庁 「気候変動監視レポート2008」を公表
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2009.06.19 【情報源】気象庁/2009.06.19 発表
気象庁は2009年6月19日、同庁ホームページから「気候変動監視レポート 2008」を公表した。このレポートは08年の日本と世界の天候、温室効果ガスやオゾン層の状況を報告しているもの。
日本の天候については、7月後半から8月に大気の状態が不安定となり、局地的に大雨となった。特に、8月終わりには、北日本から西日本にかけて広い範囲で大雨となり、各地で局地的な豪雨となった。
日本の年平均気温の平年差は+0.46℃となった。気温の変化をみると、長期的な傾向として、100 年あたりおよそ1.11℃の割合で上昇している。
台風の発生数は22個(平年26.7個)、日本への接近数は9個(同10.8個)、日本への上陸数は0個(同2.6個)であった。台風の日本への上陸がなかったのは2000年(平成12年)以来のことだった。
一方、08年の世界の天候については、年平均気温は、アラスカや米国北部、オーストラリアなどを除き、多くの地域で平年より高くなった。
世界の年平均気温の平年差は+0.20℃で、1891年の統計開始以降、10番目に高い値となった。長期的には100年あたり0.67℃(統計期間:1891〜2008 年)の割合で上昇していることなどが報告されている。【気象庁】