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環境ニュース[国内]

産学官連携功労者表彰「環境大臣賞」決定

環境行政 その他(環境行政)】 【掲載日】2009.06.08 【情報源】環境省/2009.06.05 発表

 環境省は、「木質バイオマスを全量燃料にするパイロコーキング技術」を開発した林 潤一郎 九州大学教授(元北海道大学教授)と、上杉 浩之 バイオコーク技研株式会社 代表取締役社長に対し産学官連携功労者表彰(環境大臣賞)を授与することに決定した。
 産学官連携功労者表彰(環境大臣賞)は、地球環境保全、公害の防止、自然環境の保護及び整備その他の環境の保全の視点から、大学、公的研究機関、企業等の産学官連携の推進に多大な貢献をした優れた成功事例を表彰するもの。
 今回受賞が決定した事例は、バイオマスの熱分解により生成するタールをアルミナ固体の表面で迅速に分解し、バイオマスをタールフリーの燃料ガスと炭化物(バイオコーク等)に転換するパイロコーキング技術の開発。バイオコーク等は、自重の20%以上の水素を発生させる特徴を有し、容易に安価で運べる有望な水素源として評価できるとのこと。さらに、北海道下川町森林組合等との協力体制のもと、木質バイオマスをその集積サイトにおいて燃料として利用しながら、同時に、バイオ燃料需要地に供給可能な高品位燃料・素材も生産するコジェネレーションシステムを構築している。
 表彰式は、平成21年6月20日に国立京都国際会議場で行われる第8回産学官連携推進会議の中で行われる。【環境省】

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