一般財団法人環境イノベーション情報機構
地球環境研究総合推進費「温暖化影響総合予測プロジェクト」『地球温暖化「日本への影響」−長期的な気候安定化レベルと影響リスク評価−』成果発表
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2009.06.02 【情報源】環境省/2009.05.29 発表
環境省と独立行政法人国立環境研究所は、地球環境研究総合推進費の戦略的研究プロジェクト「温暖化影響総合予測プロジェクト」の研究成果として「地球温暖化「日本への影響」−長期的な気候安定化レベルと影響リスク評価−」を公表した。今回の成果は、「温暖化影響総合予測プロジェクトチーム」(茨城大学、国立環境研究所、東北大学、農業環境技術研究所、森林総合研究所など14機関)がとりまとめたもので、平成21年4月14日に内閣官房が開催した「地球温暖化問題に関する懇談会 中期目標検討委員会(第7回)」に報告された研究概要の詳細版。
今後、国民生活に関係する広範な分野で一層大きな温暖化の影響が予想されること、世界的に温室効果ガス排出が大幅に削減された場合、日本に対する被害も相当程度減少すると見込まれるが、温室効果ガス濃度を450ppmに安定化した場合でも一定の被害が生じることは避けられないことが明らかになった。今回の成果は、気候安定化レベルに応じた日本への影響および被害コストに関する総合的な知見を提供するものとのこと。【環境省】【国立環境研究所】