一般財団法人環境イノベーション情報機構
平成20年の輸出確認廃棄物量、114万5,600トンに増加
【ごみ・リサイクル ごみ処理】 【掲載日】2009.05.29 【情報源】環境省/2009.05.28 発表
環境省は、平成20年1月から12月までの「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」(廃棄物処理法)に基づく廃棄物の輸出入の実施状況を取りまとめ、公表した。廃棄物処理法では、廃棄物の輸出に当たっては、環境大臣等による輸出の確認を受けた上で、輸出量等を報告することとされている。一方、廃棄物の輸入に当たっても、環境大臣等による輸入の許可を得た上で、輸入量等を報告することとされている。
輸出確認を行った廃棄物の輸出件数は33件で、輸出確認量は1,145,600トン。輸出確認を得たもののうち、実際に輸出され処分が終了したものとして報告書が提出された量は762,897トン(注)。
輸入許可を行った廃棄物の輸入件数は9件で、輸入許可量は4,450トン。輸入許可を得たもののうち、実際に輸入され処分が終了したものとして報告書が提出された量は1,843トン(注)。
輸出案件に係る廃棄物は、いずれも韓国への石炭灰の輸出であり、大半のものがセメント製造における粘土代替利用を目的とするものだった。
輸入案件に係る廃棄物の相手国は韓国、台湾、香港、タイ及びフィリピンで、品目は廃蛍光管、廃乾電池等であり、大半のものが資源回収を目的とするものだった。【環境省】
注:平成19年以前に輸出確認又は輸入許可を得たものを含む。