一般財団法人環境イノベーション情報機構
外務省 イタリアで行われたG8エネルギー大臣会合の結果を報告
【地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2009.05.27 【情報源】外務省/2009.05.26 発表
外務省は、平成21年5月24日、25日の両日、イタリア・ローマで開催されたG8エネルギー大臣会合についてその概要を発表した。今回の会合では、24日に各国を代表するエネルギー企業を招いてエネルギー・ビジネス・フォーラム、セッション1:「グローバルな気候変動対策のためのエネルギー政策」及び国際省エネルギー協力パートナーシップ(IPEEC)の設立署名式が行われた。
25日にはセッション2:「エネルギー安全保障及び持続可能な開発のための投資」及びセッション3:「アフリカにおけるエネルギー貧困削減」が行われた。
この内、エネルギー・ビジネス・フォーラムでは、持続可能な開発を確保する観点から気候変動問題へ対処する必要性を踏まえ、再生可能エネルギーなどクリーンなエネルギー技術の開発の必要性を確認した。
また、セッション1:「グローバルな気候変動対策のためのエネルギー政策」では、気候変動問題に対応するため、エネルギー効率の向上は喫緊の課題であることからIPEECの設立を歓迎するとともに、再生可能エネルギー、炭素隔離・貯蔵や原子力等の低炭素技術の開発・普及を加速する必要があり、低炭素技術国際プラットフォーム設立を通じて国際協力の強化が提唱された。
同省では、今回合意された低炭素技術国際プラットフォームの設立を通じて、省エネルギー、再生可能エネルギー、CCS、原子力をはじめとする低炭素技術の開発・普及の必要性や更なる推進に合意した意義は大きいと評価している。【外務省】