一般財団法人環境イノベーション情報機構
平成19年度の硫酸ピッチ不適正処理量、ドラム缶127本分に減少
【ごみ・リサイクル ごみ処理】 【掲載日】2009.04.08 【情報源】環境省/2009.04.07 発表
環境省は、平成19年度に全国で確認された硫酸ピッチの不適正処理についての調査結果をまとめ、平成21年4月7日に発表した。硫酸ピッチは、灯油とA重油を混ぜて不正に軽油を密造する際に発生する、廃硫酸と廃炭化水素油との混合物。著しい腐食性や有毒ガス発生など、健康又は生活環境に著しい被害を生ずるおそれがある。
平成19年度の不適正処理件数は3件で、不適正処理量はドラム缶にして127本と、前年度に比べ減少した。ピークだった平成15年度(81件、28,383本)と比べ大幅に減少しており、件数、量ともに、減少傾向にある。
なお、不適正処分量の形態としては不適正保管が1件で75本、不法投棄が2件で52本。
一方、平成11年度から平成19年度までに確認された硫酸ピッチの不適正処理の累計は、件数で276件、量で69,457本であり、うち250件、61,317本については処理済とのこと。【環境省】