一般財団法人環境イノベーション情報機構
水産庁 インド洋まぐろ類委員会(IOTC)第13回年次会合の結果公表
【自然環境 野生動植物】 【掲載日】2009.04.06 【情報源】水産庁/2009.04.03 発表
2009年3月30日から4月3日にかけ、インドネシアのバリでインド洋まぐろ類委員会(IOTC)第13回年次会合が開催された。IOTCは、インド洋を対象水域とする、マグロ類の資源保存・最適利用確保を目的とした機関。
今回の会合には、加盟する19か国・地域が参加し、[1]IOCTの機能の強化、[2]漁船数規制、[3]オブザーバー制度等、などの議題を検討した。
このうち漁船数規制に関して、現在、熱帯マグロ類(メバチ、キハダ)の実操業隻数については2006年レベルで制限し、メカジキ及びビンナガ対象の操業船については2007年レベルで制限することになっているが、途上国は漁船建造計画を提出すれば無制限に増隻が可能となっているところを途上国の建造計画の提出期限を定め、その実施状況を検討する措置が採択された。
また、メバチ、キハダ、メカジキのTAC及び国別割当の設定について議論したが、合意に至らなかった。
なお、次回第14回年次会合は、韓国で2010年3月22日から26日に開催されることとされた。【水産庁】