一般財団法人環境イノベーション情報機構
第2回森林における生物多様性保全の推進方策検討会 開催
【自然環境 生物多様性】 【掲載日】2009.03.03 【情報源】林野庁/2009.03.03 発表
農林水産省林野庁は、平成21年2月23日に開催された第2回森林における生物多様性保全の推進方策検討会の概要を公表した。今回の検討会では、当面の課題として、個体数の増加、生息分布拡大等による「シカ被害」が大きな問題となっていることや、皆伐の減少や薪炭林の手入れ不足により、日当たりの良い環境を好む生物が減少していることがある。
また、地球温暖化により、将来、ブナやマツ林に深刻な影響を及ぼすと予想されることから、モニタリング調査を活用し、森林の状態を把握しつつ、対応策を検討すべき。
また、COP10の開催に当たっては、単に我が国の取組の紹介にとどまらず、国際的な保全活動に展開できるようにしていくことも重要であるなどの意見が出された。
今後、同庁では先進的な取組を行っている団体等からのヒアリング等を経て、森林における生物多様性保全の推進の方策について取りまとめるとしている。【林野庁】