日本海沿岸地域に1万3千個の廃ポリタンクが漂着

　環境省は、今年も1月初旬から日本海沿岸地域を中心として廃ポリタンクが多数漂着しており、1月末時点で約1万3千個が確認されたと発表した。
　漂着した廃ポリタンクの一部には中に液体物質が残っているものがあり、関係県の分析結果によると、塩酸などの強酸性物質が検出された例も見られたことから、環境省では関係の道府県と連携し、海岸に漂着している廃ポリタンクに安易に触れないよう、注意を呼びかけるとのこと。
　平成12年頃から、冬場を中心に毎年のように日本海沿岸地域に大量の廃ポリタンクが漂着しており、昨年（平成20年）は、19道府県で約4万3千個の廃ポリタンクが漂着した。ハングル表記の廃ポリタンクが他に比して多数見られるため、環境省は、外務省と連携して、韓国政府に対して実態把握、原因究明、漂着ゴミを減らすための更なる努力について要請を行った。【環境省】