一般財団法人環境イノベーション情報機構
気象庁 2009年1月の「エルニーニョ監視速報」 発表
【地球環境 その他(地球環境)】 【掲載日】2009.02.10 【情報源】気象庁/2009.02.10 発表
気象庁は、2009年1月の太平洋赤道域の大気・海洋の状況とエルニーニョ/ラニーニャ現象に関する今後の見通しについて発表した。発表によると、太平洋赤道域の海面水温は、中部で顕著な負偏差、西部では正偏差だった。海洋表層(海面から深度数百mまでの領域)の水温は、中部から東部にかけて顕著な負偏差、西部で顕著な正偏差だった。日付変更線付近の対流活動は不活発だった。これらの状態はラニーニャ現象時に見られる特徴を呈している。
また、エルニーニョ監視海域※の海面水温は、今後春にかけて基準値に近づくと予測される。ラニーニャ現象は春にかけて終息に向かうと見込んでいる。【気象庁】
※北緯5度〜南緯5度、西経150度〜西経90度の南米エクアドル沖の海域のこと