一般財団法人環境イノベーション情報機構
08年平均気温 世界は観測史上10番目、国内は11番目の高温
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2009.02.03 【情報源】気象庁/2009.02.03 発表
気象庁は2月3日、2008年の世界と日本の年平均気温を発表した。この世界の平均気温発表データは、陸上で観測された気温データと海面水温データを使って算出する統計手法によるもので、08年は平年(1971年から2000年の平均値)より0.20度高く、統計が始まった1891年以降のデータ中では、10番目の高温だとしている。
日本の平均気温と平年との差はプラス0.46度で、統計を開始した1898年以降では10番目に高い値だった。
この100年で世界の平均気温は0.67℃、日本の平均気温は1.11度の割合で上昇しており、同庁ではその要因について「二酸化炭素の増加による地球温暖化の影響に、数十年〜百年規模で繰り返される自然変動が重なったため」という見解を示している。
また、2008年の平均気温が比較的低くなった一つの要因として、2007年春から2008年春に発生したラニーニャ現象の影響をあげている。【気象庁】