一般財団法人環境イノベーション情報機構
平成18年度産廃総排出量、前年度より300万トン減 最終処分量も約1割減
【ごみ・リサイクル 産業廃棄物】 【掲載日】2008.12.18 【情報源】環境省/2008.12.18 発表
環境省は、平成18年年度の産業廃棄物の排出・処理状況の調査結果を公表した。平成18年度の全国の産業廃棄物の総排出量は約4億1,850万トンで、前年度に比べ、約300万トン(約0.8%)の減少。産廃排出量は、平成15年度以降は3年連続で前年比増となっていたが、今回は微減した。
業種別排出量では前年度と同様、電気・ガス・熱供給・水道業(総排出量注23.2%)、農業(同21.0%)、建設業(同18.5%)、鉄鋼業(同9.2%)、パルプ・紙・紙加工品製造業(同8.1%)、化学工業(同4.1%)の上位6業種で総排出量の約8割を占める結果となり、廃棄物の種類別排出量も前年度同様、汚泥(44.3%)、動物のふん尿(20.9%)、がれき類(14.5%)の上位3品目だけで総排出量の約8割に達していた。
なお再生利用量は産業廃棄物全体の51.3%にあたる約2億1,477万トン(前年度約2億1,889万トン)に減少したが、減量化量は約1億8,193万トンと前年度の約1億7,856万トンより増加し、最終処分量は前年度の約2,423万トンより約1割少ない2,180万トンに減少した。【環境省】