一般財団法人環境イノベーション情報機構
大西洋クロマグロ 日本の漁獲割当量決まる ICCAT第16回特別会合
【自然環境 野生動植物】 【掲載日】2008.11.27 【情報源】水産庁/2008.11.25 発表
2008年11月17日から24日まで、大西洋まぐろ類保存国際委員会(ICCAT)第16回特別会合(年次会合)がモロッコのマラケシュで開催された。今回の会合ではクロマグロの保存管理措置と遵守委員会中間会合の開催について議論された。
このうち、クロマグロの保存管理措置については、東大西洋クロマグロについて、08年から11年までの漁獲可能量(TAC)を28,500トンから18,500トンと段階的に削減していくこと、日本の国別割当量についても08年の2,430トンから10年には1,697トンまで削減することで合意されたほか、禁漁期、まき網操業・蓄養事業の管理強化、漁獲証明制度の改善が決定した。また、西大西洋クロマグロの08年から10年までのTACと日本の国別割当量についても合意された。
遵守委員会中間会合の開催については、来年3月に開催し、大西洋クロマグロ漁業・蓄養業に関係する加盟国について、各国の関係規制措置の遵守状況を評価し、不適切と判断された場合は漁獲割当の一時凍結や削減などの措置を講じることとされた。
09年の年次会合は、11月14日から22日の日程で、ブラジルのレシフェ開催されることとなった。【水産庁】