ＲＮＡＶ（広域航法）の導入促進について　〜導入計画の１年前倒し〜

【エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2008.11.07 【情報源】国土交通省／2008.11.07 発表

　国土交通省は、ＲＮＡＶ（広域航法）を平成23年度末までに国内主要75路線について導入を完了すると発表した。
　ＲＮＡＶ（広域航法）は、地上施設の配置に左右されず柔軟な経路設定が可能な運航方式で、飛行経路、飛行時間の短縮が図られることから、航空分野の省エネ・ＣＯ２排出削減に貢献すると期待されており、主要75路線導入後の全体効果（年間推定）は、ＣＯ２排出量で約１５５,０００ ｔ-ＣＯ２の削減、燃料消費量で約６,３００万リットル（約５４億円）（注）の削減効果が見込まれている。
　なお、当初は平成24年度末までに導入完了の予定であったが、平成20年8月29日にとりまとめられた「安心実現のための緊急総合対策」において、省エネに資する広域航法の導入促進が盛り込まれたことから、スケジュールの見直しを行った結果、計画を1年前倒しし、平成23年度末までに主要75路線についてＲＮＡＶ経路の設定を完了することとしたもの。【国土交通省】

（注）米国エネルギー庁公表（シンガポールケロシン市場価格）の2008年1月〜9月の間の平均価格（135.85ドル／バレル）及び10月15日時点の為替レート（101円／ドル）に基づいて算出