一般財団法人環境イノベーション情報機構
日本の4湿地が新たに登録、琵琶湖の登録面積拡大 ラムサール条約第10回締約国会議が韓国で開催へ
【自然環境 生物多様性】 【掲載日】2008.10.28 【情報源】環境省/2008.10.27 発表
環境省は、韓国の昌原市で開催されるラムサール条約第10回締約国会議について、また同会議に合わせて国内4湿地のラムサール条約湿地登録簿への新規記載などに関する国内手続きを完了したと発表。同会議のテーマは、「Healthy Wetlands, Healthy People」(健康な湿地、健康な人々)。会期は、平成20年10月28日〜11月4日。締約国158か国の政府代表、国際機関、NGOのメンバーが参加予定で、各締約国から提出された国別報告書にもとづき、条約履行状況について事務局から報告が行われるほか、合計31本の決議案について討議が行われる予定。
また、会期中の10月30日に、新たに日本の湿地4か所がラムサール条約湿地登録簿に掲載されるとともに、同条約湿地である琵琶湖の登録面積が拡大され、事務局より登録の認定証が関係自治体に授与される予定。
新たに登録されるラムサール条約湿地は、化女沼(けじょぬま)(宮城県)、大山上池(おおやまかみいけ)・下池(しもいけ)(以上2件、山形県)、瓢湖(ひょうこ)(新潟県)、久米島(くめじま)の渓流・湿地(沖縄県)。
琵琶湖は、西之湖と長命寺川に係る区域が拡張される。
なお、ラムサール条約は正式名称を「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」といい、特に水鳥の生息地等として国際的に重要な湿地及びそこに生息・生育する動植物の保全を促進することを目的としている。【環境省】