平成21年度「環境研究・技術開発推進費」「地球環境研究総合推進費」研究課題の公募を開始

【環境一般 調査/研究】 【掲載日】2008.10.14 【情報源】環境省／2008.10.10 発表

　環境省は、平成21年度の「環境研究・技術開発推進費［注1］」及び「地球環境研究総合推進費［注2］」の新規課題を公募すると発表した。期間は、10月10日から11月10日まで。
　両資金は、競争的研究資金として運用されており、産学官を問わず応募のあった研究課題に対して学識経験者による審査を行い、平成21年度から着手する研究課題を選定するとしている。
　平成20年度の実績としては、環境研究・技術開発推進費に22件の新規課題（約3.7億円）が採択され、進行中の研究も含め全体で40課題（約8.2億円）の研究が実施中。地球環境研究総合推進費では、31件の新規課題（約10億円）が採択され、進行中の研究も含め全体で69課題（約30億円）の研究が実施中。
　公募の詳細については、環境省ホームページ（http://www.env.go.jp/policy/tech/koubo.html）を参照。【環境省】

［注1］「環境研究・技術開発推進費」
　平成20年までの「環境技術開発等推進費」を名称変更し平成21年度より「ナノテクノロジーを活用した環境技術開発推進事業」（平成20年度予算額：4.5億円）と統合した研究資金として実施するもの。対象分野は、大気環境、都市環境、水環境、土壌環境、化学物質などによる環境リスク、地域の生態系保全。

［注2］「地球環境研究総合推進費」
　学際的、国際的な観点から総合的に地球環境保全に資する調査研究を推進することを目的とし、環境省が平成2年度に設立した研究費。対象分野は、[1]全球システム変動（オゾン層、地球温暖化など）、[2]越境汚染（大気・陸域・海域・国際河川）、[3]広域的な生態系保全・再生、[4]持続可能な社会・政策研究。