一般財団法人環境イノベーション情報機構
一般国道17号本庄道路環境アセス書に対し、環境大臣意見を提出
【環境一般 環境アセスメント】 【掲載日】2008.08.29 【情報源】環境省/2008.08.29 発表
環境省は、一般国道17号本庄道路に関する環境影響評価書についての環境大臣意見を平成20年8月28日付けで国土交通省に提出した。一般国道17号本庄道路は、国土交通省関東地方整備局が事業主体となり、埼玉県深谷市〜群馬県高崎市の区間、延長約13.1kmの都市計画道路。国道17号本庄地域の交通の円滑化、地域の活性化等を設置目的としている。
今回の環境大臣意見は、「道路交通騒音」及び「建設機械の稼働による騒音」に関するもので、(1)計画道路では国道462号との交差部の騒音レベルが環境基準値を超過する予測となっている。そのため、供用後の騒音の状況を把握し、国道462号の道路管理者に適切な環境保全措置を講ずるよう協力を求めるとともに、必要に応じて、計画道路においてさらなる環境保全措置について検討し、追加的な措置を講じること。(2)計画道路に近接している小学校について、特に環境配慮が必要な施設として、供用後の騒音の状況を把握するとともに、必要に応じて、騒音を低減するための環境保全措置について検討し、適切な措置を講じること。(3)建設機械の稼働に伴う騒音が、騒音源と受音点の高さの関係によっては規制基準値を超過するおそれがあるため、工事実施時に必要に応じて、低騒音工法の採用等のさらなる環境保全措置について検討し、適切な措置を講じること。等を指摘している。
なお、今後、都市計画決定権者である埼玉県及び群馬県知事に対して、国土交通大臣等からこの環境大臣意見を勘案した意見が述べられることとなる。【環境省】