一般財団法人環境イノベーション情報機構
20年度「環境測定分析統一精度管理調査」への参加測定分析機関を募集
【環境一般 調査/研究】 【掲載日】2008.07.08 【情報源】環境省/2008.07.04 発表
環境省は平成20年度「環境測定分析統一精度管理調査」に参加する環境測定分析機関の募集を平成20年7月4日から開始した。この調査は環境省が昭和50年度から行っているもので、環境測定分析に従事する機関が、指定方法によって均一に調整された環境試料を分析し、その分析結果と前処理条件や測定機器の使用条件等との関係、その他分析実施上の具体的な問題点等について検討・解析し、環境測定分析の精度向上や環境測定データの信頼性確保を目的としている。また、調査結果に関する「調査結果説明会」等を毎年度開催し、分析上の留意点や分析結果など技術的な問題点等を分析機関にフィードバックしている。
平成20年度の調査では、「基本精度管理調査」(基準値、公的分析法が規定されている測定項目に対する調査)として、(1)「廃棄物(ばいじん)溶出液試料」中の重金属類(カドミウム、鉛、砒素及びカルシウム)と(2)「廃棄物(下水汚泥)試料」中の重金属類(クロム、ほう素)について調査を行うほか、「高等精度管理調査」(基準値、公的分析法が規定されていない、高度な分析技術を要する、超微量物質であるにも関わらず環境影響が懸念されるなど社会ニーズの高い測定項目に対する調査)として、(1)「模擬水質試料」中の有機スズ化合物及び有機塩素化合物、(2)「廃棄物(ばいじん)底質試料」中のダイオキシン類、──について調査を実施するとしている。
参加を希望する機関は申込要領に基づいて、20年8月4日(当日必着)までに(財)日本環境衛生センター環境科学部(〒210-0828 川崎市川崎区四谷上町10-6)に郵送するか、環境省の「環境測定分析統一精度管理調査」ウェブサイトを通じて申し込む。ただしウェブサイトを通じた申込みができるのは、これまで環境測定分析統一精度管理調査の参加実績があり、「機関コード」、「パスワード」を取得している機関のみ。【環境省】