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環境ニュース[国内]

都市計画道路潮来鉾田線環境アセス書に対し、環境大臣意見を提出

環境一般 環境アセスメント】 【掲載日】2008.06.27 【情報源】環境省/2008.06.27 発表

 環境省は、茨城県の都市計画道路潮来鉾田線に関する環境影響評価書についての環境大臣意見を平成20年6月27日付けで国土交通省に提出した。
 都市計画道路潮来鉾田線は、国土交通省関東地方整備局が事業主体となり、茨城県潮来市延方〜鉾田市飯名の区間、延長約30.9kmの都市計画道路。洪水調節、流水機能維持を設置目的としている。
 今回の環境大臣意見は、事業実施区域及びその周辺には、谷津田(注)及びそれを取り巻く樹林地が存在し、オオタカやサシバなどの猛禽類をはじめ、ホトケドジョウやメダカなどの希少な動物種の生息域となっていることから、生息環境の保全を適切に講じるよう、(1)工事前や工事中の生息状況調査等の結果、繁殖への影響が生じるおそれがある場合には、工事の一時中断を含め、適切な措置を講じること。 (2)代替巣の設置にあたっては、工事着手前のできるだけ早い時期に各工事区間での設置場所、時期等の検討を十分に行い、適切に設置すること。また、代替巣周辺で営巣する他つがいも含めた事後調査を実施し、必要に応じて適切な措置を講じること。 (3)水路等に設置される橋梁や函渠は、設置位置、構造、規模等について十分検討し、生息環境への影響をできるだけ回避、低減する措置を講じること。(4)水路等において工事実施前、工事中、工事施工後に水質、水量及び生息状況調査を行い、必要に応じて適切な措置を講じること。−−の4点を指摘している。
 なお、今後、都市計画決定権者である茨城県知事に対して、国土交通大臣等からこの環境大臣意見を勘案した意見が述べられることとなる。【環境省】

(注)樹林地に挟まれた低地、低湿地、谷にある田

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