一般財団法人環境イノベーション情報機構
07年世界年平均気温、観測史上6番目の高温に 「気候変動監視レポート2007」
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2008.06.13 【情報源】気象庁/2008.06.13 発表
気象庁は2008年6月13日、同庁ホームページから「気候変動監視レポート 2007」を公表した。このレポートは07年の日本と世界の天候、温室効果ガスやオゾン層の状況を報告しているもの。
日本の天候については、(1)日本では、冬型の気圧配置は長続きせず、全国153の観測所のうち63の気象観測所で、冬の平均気温の高い記録を更新した。また、8月は北・東・西日本で顕著な高温・多照となったこと、(2)日本の年平均地上気温の平年差は+0.85℃で、長期的には100年あたりおよそ1.10℃の割合で上昇であったこと、(3)日本国内の3地点での年平均二酸化炭素濃度は06年に比べて0.9〜1.7ppm増加したこと、−−などが報告された。
一方、07年の世界の天候については、(1)年平均気温の平年差は+0.28℃で、1891年の統計開始以降、6番目に高い値になったこと、(2)世界の年平均海面水温の平年差は+0.15℃で、1891年の統計開始以降では9番目に高い値になったこと、(3)地球全体の二酸化炭素濃度は増加を続けており、07年の世界平均濃度は06年より2.0 ppm増加して381.2 ppmであったこと−−などが示されている。【気象庁】